2012年8月30日木曜日

トマティーナ2

トマト祭はトマトを投げていい時間が厳格に決まっています。
石鹸を塗りたくった棒によじ登って、先っぽについている生ハムを取ることができたらトマト投げ開始です。
そこからきっかり1時間で終了。
この1時間以外のトマト投げはタブーとされているそうです。

なのに、トマト投げてきたおっちゃん。
油断してたのでビックリ!

ビールを飲みながら中心地までお散歩。
ここは危険じゃないか?と、思うところを避けつつ歩いていくと、救急車?消防車?が待機している広場がありました。
人はぎゅうぎゅうにつまっているけど、まだ余裕が見える感じ。
近隣住人がホースで水をまいてます。
みんな水浴びして盛り上がってるけど、危険な感じは全く見えないのどかな場所。
とりあえず、ここで様子見することに。


水浴びてちょっと盛り上がってます。

水を浴びて喜ぶ人を横目に見ていると、花火が上がる音が聞こえました。
とうとうトマト投げ開始!!


トマトくれー!と叫ぶ群衆。でも、ここは水だけ。

民家からパラパラとトマトが広場に投げ込まれます。
だけど、ただそれだけ。
この広場の奥は、トマトを運ぶトラックが通ったようで盛り上がってます。

これだけじゃつまんないから、ちょっとトマトを見に行こうか。
少しだけ中心地を覗くことに。


陽気な人々

人をかきわけ歩き始めたら、ネパールであったMM夫妻にばったり遭遇!!
カッパドキア、サントリーニ、等いる時期がかぶっていたのに、なかなか会えずこのトマティーナでばったり再開。
中心地の方にいたらしいのですが、圧死しそうになって撤退してきたそうです。
それを聞いてびびる私。
なぜかぐんぐん進むR氏。

案の定、少し進んだところで人が爆発的に増えました。
壁際を歩いていたので、もろにつぶされる2人。
これは危ない!撤退だ!
そう思うのに、ぐんぐん進むR氏。
どことなく楽しそう…

進むとすぐに視界が開けて、身動き出る場所に出ました。
一息つく間もなく、トマトに足を取られ、顔にはトマトがぶつかってきて、あたりからはトマトの匂いが香ってきます。
あ、激戦地っぽいかも。


家はブルーシートで保護されてます。

サングリア片手に盛り上がる人

トマトは握りつぶしてから投げるのがマナー。

人生初のトマトまみれ。


ふと落ち着いた時には体中トマトまみれ。
最後は形が残っているトマトなんて全然なく、トマトと泥が混じった液体を投げつけ合うのみ。
なぜか、いろんな人に狙われて辛かったです。
R氏に悲鳴が目立ちすぎだからと言われたけど、トマト投げつけられたらそりゃ叫ぶでしょ。
すれ違いざまに、頭にトマト塗りたくられたりもしました。


トマトまみれのR氏です。

それにしても楽しそうなR氏。
けっこう嫌がってたのに…
トマトぶつけられても、ケラケラ笑ってるしテンション高め。
見学くらいにしようって言ったの誰だー!!
とか、話しながら2人でずーっと笑ってました。

人の流れについていったら、シャワーについたのでそこでトマトを洗い流すことに。
髪の毛にからまったトマトってなかなかおちないですから気をつけて。
1回のシャワーじゃ落ちなかったので、もう1回並んでいたら酔っ払いに頭からジュースかけられました。
何十人も人がいる中で、なぜ私にかけるんだ!!


なかなかとれないトマト。

シャワーの順番待ちです。

トマトをざっと流し、駅に向かって歩いているとまたまたMM夫妻に遭遇。
4人で話しながら歩いていると、また知った顔が!
チベットで一緒だったSくん。
トルコのトラブゾンぶりです。(ブログ登場すっかり常連ですね)
隣にはかわいらしい彼女が!!
日本で待っている彼女が遊びにきていたそうです。
なんだかにやけてしまったおばさんな私。

高いホットドックを食べながらMM夫妻とおしゃべり。
夫婦で旅している方になかなか合わないので本当に楽しいひと時でした。
何にでも興味津々でパワフルなんだけど、いろんなことが苦手な奥様を、ものすごく優しくて飄々としている旦那様がつつんでいる感じのご夫婦。
本当にいいカップルだなーと思いました。

このご夫婦もブログをやっているんですけどね、まー更新が早い。
いっつもリアルタイム更新ですよ。
それなのに内容も濃く、読みやすいんです。
影響されて当分はがんばるかも…ね?

てなわけで、見学予定のトマト祭でしたが、がっつり参加して悔いなしです。
楽しかったですよ。
残念だったことは、会えるかな?と思っていた人たち全員には会えなかったこと。
ま、そのうちどこかで会えると信じて。

by K

トマティーナ1

スペイン人にはあまり人気がないのに、日本人には大人気。
トマト祭!!トマティーナ!!!
なにをするかというと、水かけ祭りのトマトバージョン。
トマトを人にぶつけるお祭りです。

これに参加するために、R氏は完璧なルートを作ってくれました。
「トマトさえなければ…」というつぶやきを何度聞いたことか。
ありがたいことです。

このトマト祭、人口1万人程度の町ブニョールに4万人くらい集まるそうです。
日本人率は高く、「トマト祭」で検索するとかなりたくさんの記事がでてきます。
記事を読むと、サンダルが壊れただの、靴がなくなっただの、死ぬかと思っただの、スリにあっただの…くじけそうになることばかり書いてあります。
私もR氏もお祭り騒ぎ、そんなに得意ではありません。(特にR氏)


4万人のおばかが集まる町。ブニョール。

前日に2人で作戦をたてました。
激戦地にはいかず、遠目に見学しよう!
トマトまみれになってる人を見ながらビールでも飲もう!

せっかく行くのに、へたれ全開。

そんな感じで迎えた当日。

朝の7時に宿をでて、会場へと向かいます。
地下鉄から電車に乗り換えるのですが、既に長蛇の列ができています。
急いでいない我々はのんびり列に並んで待ちました。
だいたい1時間くらい??


気合い十分の人たち。

そこから電車に乗って1時間。
お祭りの会場、ブニョールにつきました。
トマティーナシャツが売っていたので、さっそく購入。
着替えて、荷物を預けて…


R氏とおそろい。準備万端!

荷物預かり所は何件かあります。
3ユーロで1日手荷物を預かってくれます。
私の荷物の番号が300番台でした。
300×3ユーロ=900ユーロ=9万円!!
ここの荷物預かり所、民家がご好意でやってくれてるそうです。
だけど、いい稼ぎになっちゃうな。




身軽になってまずはビール。
ビール売ってるおじちゃんに「トマト?」と聞かれたので「トマト!」と答えたら、トマトを投げつけられました。
顔をかするトマト。
え?もう始まったの??


え?もう?ゴーグルかけなきゃ!!

ということで、次回に続く!

by K

ガウディ2

ガウディ建築巡り2日目。
郊外にあるコロニア・グエル教会へ。
遠くて地味だけど、これがガウディの最高傑作とうたう人もいるみたいです。

最寄りの駅から歩いて15分。
道路には足跡がついていて、迷うことなく教会に到着。


ガウディの足跡??
この教会も未完です。
建設途中に財政難に陥り、工事は打ち切り。
出来ていた部分を教会として使用しています。


完成予想図はこちら。

ここまでしかできていません。

見た目は確かに作りかけっぽく、中途半端な感じがします。
しかし、一歩中に入ると・・・

不思議な景色がおでむかえ

斜めになっている柱

ステンドグラスと椅子


素晴らしい!!!
なんて表現したらいいのかわからないのですが、とにかくすてきでした。
柱の感じとか?
ステンドグラスとか?
置いてある椅子のデザインとか?
R氏はいままで行った教会の中で一番好きになったそうです。
郊外にあるからか観光客もまばらです。
ゆっくりじっくり見学できるのでおすすめ。

外から見るとこんなです。

教会を後にして向かった先はカサ・バトリョ。
海をイメージして建てたお家兼アパートらしいです。

「骨の家」というあだ名もあります。
入場料お高いです。
R氏は2年前にここに入ったらしいので、私一人で見学。
近くの広場で解散して、カサ・バトリョへと向かったのですが・・・
1回通った道だったので、一人でも大丈夫だと思ったんです。
歩いていると見た事ない景色が広がります。
最終的に無印良品がでてきました。
この間歩いたときは無印なんてなかった!!
まさかの迷子。

一本道だったので迷いようがなかったのに!!
元々一人で行動しない私はちょっとパニック。
とりあえず地図開いてみたけど、どこにいるかわかないのに地図みても役にたたないし。
ここでうろうろしても仕方ないので、無印の前でタバコをすっていたおばちゃんに話しかけることに。

おばちゃんは英語ができないらしく、無印の中にいた息子さんを呼んでくれました。
息子さんの顔を見て開口一番「私、迷子です!!」と宣言。
地図を開いて「ここに行きたい」と説明すると、すぐに道を教えてくれました。
どうやら、道が一本となりだったらしく、まだ1ブロックしか先にいってないみたい。
お礼を言って、教わった通りに歩いたらすぐつきました。
親切な親子に感謝です。

さっそく観光。
チケットを買って、中に入るとオーディオガイドを配っています。
ちゃんと日本語用もありました。
一安心。


なめらかな階段を上ると

曲線とステンドグラスが印象的な大広間へ
お土産屋さん

テーマは海。納得。

どこまでも曲線。

龍のモチーフとかなんとか。ここ、屋上。

背骨とかをイメージだとかなんとか。

ガウディ氏設計の家具。ほしい!!!

ここの家賃高いんでしょうね。
ガウディ氏設計ですもんね。
友だちが家に遊びにくるときとか、説明楽そうでいいですよね。
ちょっと住みたいかも・・・

カサ・バトリョ内を見学しているときに、待っているR氏を上から眺めることができました。
私が迷子になったせいで1時間待ちぼうけしたみたいです。
ごめんなさい。

by K

ガウディ1

おいしかったイタリアからスペインへ。
シェンゲン協定内の移動なので、入国手続き一切なし。
国内移動みたいな移動でした。

19カ国目スペイン!
バルセロナです。
バルセロナといえばオリンピック。(幼少期の記憶からくるイメージ?)
そしてガウディ。

建築とか全然わからないのですが、ガウディの作ったものは好きです。
直線をあまり使わないというのがお気に入り。
ガウディがカッパドキアにいったら喜んだだろうなー。
そんな見た目のサグラダファミリア。


コーヒーのCMでおなじみ。古いけど。

まだまだ作ってます。完成はいつ?

宿のトイレから見えるのですよ。


横から見たところ

近くなので閉まる直前にぷらっと見学。
人も少なくてのんびり見学できる!
ラッキー!
…と、思っていました。


きれいな内部。

エレベーターを使って上階に行こうと思っていたら!!
チケット売り切れ。
今日はエレベーターおしまいだと。


受難のファザード

入場料安くないんですよ。
明日またこの入場料払うのか。

…登らなくていいや。
こういうのは外から見た方が感動しますよね。
だから、いいんだ。
またくればいいし。
wikiによれば2026年に完成予定らしいです。
そのとき登る事にします。


不思議な色の使い方。


気をとりなおして、夜景も見学。
公園の池に映る逆さガウディ。
きれいでした。


逆さガウディ。

そして、グエル公園。
ガウディさんっていろんな色を使うし、角がないデザインだし、モザイクアート?もなんかかわいいし!!
大好きです!!
ファンです!!
と、ガウディに告白したいくらい。
将来、こんな家にしようと目論んでいます。


花が咲いていました。

ベンチはモザイクアート。かわいい。

トンネルっぽいのもあったり。

上階を支える柱たち。

ガウディといえばこのキャラクター。

お菓子の家みたいじゃないですか?

ビスケットにマーブルチョコ。


スペインは過ごしやすいです。
適温です。

by K

ローマ

ローマです。
もう1週間も前のことになります。
ローマにいたのは。

「ローマの休日」を見て憧れていたローマ。
見所が全部近いと思っていたら、点々としていて回るのに苦労しました。
メトロが運休している区間があったり、運休区間の振替バスに乗ったら、降りたい駅には止まらなかったり…。

まず訪れたのはコロッセオ。
円形闘技場です。
ここで大勢の人が亡くなっているんですよね。
外からしか見てないのですが、そんな感じはしない観光地でした。


修学旅行生とかいそうな雰囲気。

続いて真実の口。
手をいれて嘘つくと、手が食いちぎられるというアレです。
大行列なんだろうなーと思って行ったら、案の定大行列でした。
手を入れた写真は撮りたかったけど…。
こんなこともあろうかと、フィレンツェで似たようなことをやったのでいいや。
外から写真とっておしまい。
さぁ、次々。



ちょっと腰がひけてる??

ヴェネチア広場。
ドーンと大きい石像がてんこもり。
すごい迫力でした。
ヨーロッパの人って石像好きですよね。


大きい像が何体か。




お次はスペイン広場。
映画ではここでジェラート食べてました。
ジェラート食べてのんびりと思ったのですが、人人人!!
さすが観光地です。
(現在、飲食禁止になっているそうです。)



映画と違って人でごちゃごちゃ。


そこから少し歩けばトレヴィの泉。
コインを投げ入れるとまたローマにくることができる。
そんな言い伝えを信じてコインを投げてみました。
R氏も誘ったのですが、ローマはもういいそうなのでコインは投げませんでした。
次回は私だけのローマ再訪になるかな。
…今調べたらコインの枚数によって効果が違うみたいです。
2枚投げとけばよかった。


ローマで一番のお気に入り。

コインを投げ入れた後の私。

割と駆け足で観光したローマ。
ヴァチカン市国も行こうと思えば行けたのですが、なんとなくやめちゃいました。
今の私は観光が仕事みたいになっています。

惹かれないところには行かない。
行きたい場所だけに行く。

こんな簡単なことなのに、せっかくきてるんだからいっとかなきゃとか思っちゃったり。
貧乏性なんですかね。

by K